多摩動物公園 と TDL           

  2005年1月9−10日(日、月)




多摩動物公園

このところ東京ずいています。
このところはやりの(むろん、自分の中だけでのはやり)ライオンバスを計画しました。今度は多摩動物公園。最初は日帰りの多摩&横浜ズーラシア(動物園)を考えていましたが、めったにない連休で、しかも継続診療と入院はK先生が診てくれると言って下さり、さらにさらに、珍しく細君もついて来るというので横浜の予定をキャンセルしてディズニーランド(私を含めておっさんはデズニーランド)を計画しました。ホテルもネットでオフィシャルホテルを確保できました。
(*最初、ここに航空運賃でウソを書いていました。往復14000円って。これ、片道の値段でした。)

東京行き始発は7時前。真っ暗。 早朝でも人があちこちに。


ネットでの予約時に座席指定まで出来るんですね。もちろん窓際を確保。東京は近いから高度が低い?そんな訳ない?快晴で景色がよく見えました。あっというまに富士山まで来ます。やっぱり飛行機やなあ。

日本人の心は富士山。 多摩動物公園への電車。


まずは多摩動物公園。ここにライオンバスがあるのはずっと前から知っていて気になっていました。さらにここには昆虫館もあり、当方、東京動物園協会の友の会にも入っていてその雑誌で昆虫館の話題もよく載っており、いつかはじっくり行きたいと思っていました。

多摩というのは東京でありながらクマが出る可能性のある場所(奥多摩?)です。所々に雪が積もっていて場所によるとアイスバーン状態。寒さを覚悟していましたがどういう訳か、この日は風もなく昼まで暖かな日でした。

チーター。かわいい。 アフリカ象の子供。ここで生まれた子(のはず)。


すごく広い動物園です。丘陵地をそのまま上手に利用しているみたいです。それぞれ独立した、けっこう余裕を持った広さの展示スペースが並んでいました。園内をバスが走っているぐらいですからその広さも想像できるでしょうか。バスの写真は取り忘れました。身障者、年寄り用と書いていて(実際は誰でも乗れる)乗りそびれました。


お目当てのライオンバス。350円だったかなあ?壕のようになっていて上からも見下ろせるようになっています。
バスが横付けされる木の台には牛の骨が鎖で固定されていてライオンがかじっています。

ライオンの放牧場を回るだけなので、さらに個人個人でエサを与える訳ではないのでサファリパークとはやり方が違いますが(向こうは1200円!)それなりに楽しめます。
出発時にバスの窓枠に肉を貼り付け、それを目当てにライオンが寄ってきます。あとは台に固定された骨をかじる姿がじっくり観察できます。
「今日は、特別いつもより多めに回っております。」って、どこかで聞いたことがあるようなせりふを運転手がしゃべっていました。あとは家系図とか勢力図、名前とか年令をしゃべってたけど1度で覚えられるはずもありません。


チンパンジーの森は精力的に個体を集め、群れ社会を構成し繁殖させているようです。マメに通って個体識別できればおもしろいんだろうなあ。

片隅に自動販売機と空き缶回収機、UFOキャッチャーと称するものがありました。
名前の通りコインを入れるとジュースが出てきて、空き缶を入れるとほうびが出てくる、らしいです。友の会の雑誌にも紹介されていましたがいつでも出来るのか、時間を決めているのかはわからず、使う姿は見られませんでした。

UFOキャッチャーというのは棒を突っ込んでリンゴとかのおやつを穴に誘導、取り出せる構造です。棒を持っている子はちらほらいたけどかじってるばっかりで、穴に突っ込んでいる姿は観察できず。
こっちも1日ここでブラブラしつつ観察しないとあかんのかなあ。

コアラといえばコアラ? この子はめずらしく食事中。

ウォンバットといわれればウォンバット? ワライカワセミ、です。

どこかの展示場の片隅で解凍していました。鶏頭と馬肉だそうです。


これもずいぶん期待していた昆虫園です。たぶん、昆虫園の老舗。
普通はオオゴマダラを主体に数種類という昆虫園が多いけど、ここはすごく種類が多くいました。ハチドリも放していると思うけど見つけられませんでした。
バッタやカブトムシなども通年展示しており、技術的にはすごく難しいことをしているんですけど、そこまで知っている人は少ないでしょうね。
自然の蜂の巣を窓の向こうに作らせているのもありました。(もちろん今は季節はずれで留守。)

朝一番から屋外をさんざん歩き回り、ここは最後に見学しましたのでお疲れ気味。さらに次のデズニーランドも気になるし、あんまり熱心には見学できませんでした。

放飼場。これでは何もわかりませんねえ。 ハキリアリという画期的な展示なんですけど・・

ということで第1章はおしまい。
とにかく、すごくいい動物園でした。



東京ディズニーランド
1月9日


(寒くってあまり写真は撮りませんでした。字が多くてすみません。)

東京駅。えっ、520m?運動会じゃあるまいし。

普通の駅。USJの方が派手。 エントランス部分もおとなしい。


現地に着いたのが3時前。人の多さに驚きます。あちこちに列が出来ているので先を見ると、キャラクターとの写真撮影だったり、ポップコーンだったり。その長さが半端じゃない。USJでも行列は出来るけどそこまで長くはないんとちゃうかなあ。
人気のアトラクションは軒並み100分を超える待ち時間で並ぶ気がせず、あてもなくウロウロするばかり。ネットや古本で情報を仕入れていたつもりだけど、この待ち時間ではいわゆる攻略法も何の役にも立たず。

ヒマそうなアトラクションを探して入ってみるとやっぱりヒマな理由があって全然おもしろくない。なんや、デズニーランドってこんなもんかいな。
どうしてもデズニーランド=東京、USJ=大阪というイメージがあり、へんに対抗意識があって比較してしまいます。で、いつもUSJの肩を持ちますね。


多摩はポカポカ暖かかったのにここは風が吹き付け寒いこと、寒いこと。そういえばすごい格好をした人もよく見かける。海沿いで寒風吹きすさぶのは有名なんでしょうかねえ。
うろうろしつつ、1つ2つのアトラクションに入ると夕暮れから夜中になり、夜のパレードが始まります。コースが広いから?長いから?人の多さの割には分散するのか、場所を選ばなければどこでもよく見えるようです。実はこのパレード、つい先日娘が友人と来た時に撮ったビデオを自宅で見ていたので、新鮮さがなくおもしろさが半減。たしかに映像と実物では迫力が違うけど、次に何が来るのかわかっていると少し楽しみが減ります。もっとも、何回も通えば違う楽しさが出てくるんでしょう。


それが終わってしばらくすると今度は花火。シンデレラ城をバックに上がるんですが今度は平成淀川花火と較べてしまう。花火はやっぱり大阪!

ということでなんだかわからぬままに閉園時間が来て10時過ぎにホテルへ移動しました。
一応オフィシャルホテルとは言うけどこの近辺では一番安いホテルです。よくわからないのがその価格ですね。
本来、こういう小旅行はツアーを探した方が安いんでしょうけど、行き当たりばったりで急に決めたことですべてバラバラです。私一人なら野宿か駅宿でもよかったんですが、細君はそういう訳にも行かないでしょうしYAHOOで舞浜近辺で探すとここがヒット、すぐに決めました。価格は二人で食事なし、2万円。ホテルのHPで調べると3万円とか4万円とか言う数字も出てきます。また、別の検索サイトから同じホテルに行くと空きがなかったりすごく高かったり。いったい、どうなってるんだろう?でもまあ、行ってみると部屋が存在したのでほっと一息。

晩ご飯はデズニーランドでは食べられそうもなかったのでホテルでカップラーメン、と思ったら、その手のものは何も売ってないんですねえ。徹底しているなあ。おにぎりなんてとんでもない。かろうじて食事になるのはパンが1,2種だけ。
レストランはバイキングで3000円近く。隅っこのレストランでラーメンを見つけたら1150円で、仕方なくここへ。大阪弁のおばちゃんが ”夜食のおにぎり作って”(たぶん明日の持ち込み用というのが見え見え) って頼むと ”ここでの飲食用しかありません。” って断られていました。ペットボトルは250円。
とりあえずラーメン食べて、ラーメンのスープとタダの水をたらふく飲んで部屋に戻りました。

翌日の早朝にホテルから撮影した、葛西臨海公園沖の人工渚。 これはよくできている。


デズニーランド 2日目
1月10日

昨日を教訓に策を練って8時前にロビーで連絡バスを待ちます。昨夜はバスがあるのを知らずに寒い中を10分ほど歩きました。一応は9時開園となってるけど人が増えると8時30分に繰り上げ。これはUSJも同じ。
入ったとたんみんな走っています。私もつられて少し走ったけど息切れしてすぐにあきらめました。何とかパスという、予約システムみたいなのがあって、それを取って別のアトラクションに並びます。予約分を消化したら次のアトラクションを予約して別のアトラクションへ、というふうに結構スムースに遊べました。
成人の日で無料招待(かな?)の若い衆もいっぱいいたけど、混雑はそれほどではありませんでした。


昨日ホテルで仕入れたパンとお菓子を内緒でかじりながらぶらつきました。
昨日同様、時間つぶしにヒマそうなアトラクションへ入るとやっぱりおもしろくない、というより過激な言い方をすれば時間を損したような気分になります。こんなんやってる方が逆効果とちゃうかなあ。人それぞれなので好きな人もいるんでしょうか。まあ、アトラクションの最中、結構うたた寝できたのでそれだけが救い


スズメが近くまで餌をねだりに来ます。ドバトは多くありませんでした。キジバトが来たりヒヨドリが来たり、メジロが鳴いていたり。なんやら聞いたことのない鳥の声もありました。緑が多いのでその気で探せばいろいろいそうです。
カルガモ軍団がすごかった。アヒルみたいに芝生で陣取っておやつをもらえるのを待っています。季節ものか、1年中いるのか。野鳥に餌をやるなという看板があったので年中居着いているのかなあ。

キジバトも寄ってくる。 もちろんショーもいくつか。


で、夕方になり土産も買って帰途に。


ということで、かなり久しぶりの、めずらしく夫婦二人だけの旅行もおしまいです。まあ、それなりに経費分は遊んで帰りました。

個人的におもしろかったアトラクション、ショーはいくつかありますが、それぞれのアトラクション情報はどこにでも載っているのでそれをご参照下さい。


で、どうしても比較を。

何かにつけTDLとUSJは比較されます。それを自分の目で確かめたかったというのも行きたかった理由です。
結論だけ先に行ってしまうと、基本的に全然別物なので比較のしようがない、ということでした。

それでもあえて細かいところを、重箱の隅をつつくがごとく比較すると
・アトラクションだけで言えばUSJのスパイダーマンを越えるアトラクションはありませんねえ。3D、4DもUSJの方が数段上。
・並ばせるのもUSJの方が上手。USJの方が整然と並ぶ感じがします。また、ものによれば室内で並ばせるので風が当たらないだけ待ちやすい。
・掃除は断然TDL。
・急流滑りはこっちは角度が45度とか。これだけは恐ろしくて行く気にならなかった。
・待ち時間の案内図があちこちにあるUSJは便利、何とかパスで予約できるやり方はTDLが優れもの。(USJのエクスプレスパスは有料。いわば、金にモノを言わせて列を飛ばすやり方ですね。どっちがいいかは判断しづらい。)
・広さ、緑の多さは断然TDL。
・ショーはTDL、というより、この手のショーはUSJにはない。
・パレードはTDL。
・花火は平成淀川花火。(関係ないやん・・・・。)
・アトラクションの数は断然TDL。でもお子様用が多くておじさん向けではないのも多い。
・レストラン、屋台は食べなかったのでわからなかった。


総合評価はやっぱり大阪の肩を持ってUSJ、というか、個人的にはUSJの方が合っています。
駅付近のばた臭さとか、飲食物も持ち込み禁止ながら駅前にコンビニがある(むろん、ここで買って園内に入っても、食べる時だけ園外に出ればOK)のも大阪らしくて好き。

大阪に2つあるとすれば、年間パスを買うならUSJかなあ?迷うなあ?
向こうはそれぞれのパーク用は4万円、両方なら6.9万円。USJは通常価23900円。
同じ価格ならTDL?2万円までならUSJ?


幸か不幸か、交通費、宿泊費まで考えるともう一度TDLに行きたいという欲求は生まれませんでした。
むろんデズニーシーには行きたいですが ”ついで” がなければ行かないでしょう。といいながら、 ”ついで” を探したりして。

ということで、これからもせっせとUSJに通います。

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